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リフォーム工事は誰に頼めばいいのか?

「資格がいらないリフォーム業」

春はリフォームの季節です。外壁の塗り替えや張り替え、屋根の雨漏り診断、太陽光発電など、訪問販売の営業マンが動き回る季節でもあります。

実は、このリフォーム工事、専門の資格がなくてもできるのです。

新築工事の場合は、県の建設業許可が必要ですが、リフォーム工事は不要で、誰でも始める事が可能です。

ですから、全くの素人がリフォーム工事の訪問販売をして受注しても、そのこと自体は何の問題がないのです。

それでは、リフォーム工事は、誰でもができる簡単な工事なのでしょうか?

 

「ドアの鍵の取替から、大規模リフォームまで」

私は、新築工事もさせて頂きますが、数からいうと、リフォーム工事がほとんどです。年間30件前後のリフォーム工事をさせて頂いています。

工事の内容は、ドアの鍵の取替から、大規模なリフォーム工事まで多種多様です。そして、2回目、3回目と繰り返しリフォーム工事をさせて頂く事が多いです。

 

「差が出てしまうリフォーム工事」

さて、リフォーム工事は素人でもできる簡単な仕事なのでしょうか?

私の経験からすると、建築のプロでなくてもできるリフォーム工事は、ごく一部だと思います。例えば、玄関ドアの鍵取替えひとつでも、建築の知識と経験がある人と、そうでない人での対応は違います。

それでは、どう具体的に違うのか?それを一言で言う事ができない所にリフォーム工事の難しさと問題があるのです。

リフォーム工事は、1件、1件その家の条件が異なり、お客様1人1人の要望も異なります。また、リフォーム工事は、どこまでしなければいけないという基準がなくあいまいです。

「とりあえず見た目だけをきれいにしてほしい。」

「とりあえず安く工事してもらえばいい。」

お客様の要望を聞いて、ただそのままやるという業者もいます。

お客様の要望だけでなく、丈夫さや耐久性まで考えてやる業者もいます。

注文を取ったら、下請けに丸投げする業者もいます。小さな工事でも図面を引く業者もいます。リフォーム工事は、どのようにでもできる…だから、新築工事以上に業者によって差が出てくるのです。

 

「リフォームをする方が増えてきました」

ドイツやイギリスでの新築住宅着工数は、日本の1/5~1/6以下です。

多くの方は、古い家やマンションを自分好みに直しながら暮らしています。

日本でも、戦前は家を新築する方は、ごく一部でした。

最近、築30~40年の家を大規模リフォームする方が増えてきました。

新築と同じくらいお金をかける方も少なくありません。

住み慣れた家をまた活かしながら、新しい暮らしを始める事はとても素敵です。大規模リフォーム工事でなくても、ちょっと直すだけで、暮らしの気分が変わります。

リフォームをして「もっと早くすればよかった。」と、おっしゃるお客様は結構います。

私は今、“住宅医”の勉強をしています。月1回、大阪まで通い続け1年半になります。朝10時から夜6時まで、1日4講座。

授業内容は専門的かつ実務的です。住宅医スクールで勉強し、住宅建築という仕事の奥深さに改めて気づかされています。

そして、誰もがかかりつけのお医者さんがあるように、家にもかかりつけの業者が必要だと感じています。

今年57歳になりますが、更に精進していきたいと思っています。